4月30日実施の堺市光明池駅周辺の観察会で配布された、下見時に観察できた植物のリストです。
2023/05/02
2023/05/01
光明池駅周辺の帰化植物観察会
光明池駅周辺の帰化植物観察会
1.日時: 2023年4月30日(日)午前9時30分(雨天中止*)
2.集合場所: 泉北高速鉄道「光明池」駅改札口外
3.交 通(例):
堺東(南海高野線準急和泉中央行)9:07→三国ヶ丘9:09→ 中百舌鳥9:12
→光明池9:26着
4.コース: 光明池駅→コムボックス光明池周辺→甲斐田川沿い→住宅地
→城山公園(昼食)(トイレあり)→鴨谷池→光明池駅(約4km)
5.解散: 午後2時半頃 光明池駅
6.当日会費: 300円
7.持ち物: 弁当・飲み物・図鑑・ルーペ・カメラ等
8.天 候:当日朝の気象情報で、大阪府午前の降水確率が60%以上の時は中止します。
9.観察予想植物:
アメリカオニアザミ、イヌコハコベ、カキネガラシ、キキョウソウ、
キヌイトツメクサ、キヌゲチチコグサ、クスダマツメクサ、コゴメバオトギリ、
ネビキミヤコグサ、ハナハマセンブリ、ハナヤエムグラ、ヒメクマツヅラ、
メリケントキンソウ 他
2023年4月30日(日) 光明池駅周辺の帰化植物観察会の記録
泉北高速鉄道光明池駅から住宅地を抜けて城山公園まで、帰化植物(外来植物)を中心とした観察会を実施しました。長年帰化植物の研究、観察を続けてこられた中山圭子さんに案内をお願いしました。さっそく駅前広場の花壇を覗いていくと、コメツブツメクサ、コバンソウ、ヒメコバンソウ、ナガバギシギシ、メリケントキンソウ、オッタチカタバミ、カラクサナズナなどが次々あらわれて、一ヵ所でなかなか動けません。歩きながらもイヌコハコベ、キヌイトツメクサ、シロイヌナズナ、ナギナタガヤ、アオカモジグサ、キキョウソウ、ブタナ、セイタカハハコグサ等を見ていきます。ある花壇ではウラジロチチコグサ、ウスベニチチコグサ、キヌゲチチコグサ、チチコグサモドキを見比べて観察できました。駅前を少し離れると、シロバナマンテマ、ニガナ、ヌカススキがそれぞれ群落を作って見ごたえがあります。また斜面いっぱいにコゴメバオトギリがしげり、その下の溝にはハナヤエムグラがピンクの小花を華やかに咲かせていました。甲斐田川に沿って少し歩き、スイカズラ、スイバ、オニウシノケグサ、ナガハグサ、そして他ではなかなか見かけないカキネガラシをしっかり観察。道路沿いではネビキミヤコグサ、ユウゲショウが広がっています。団地の中を通り抜けて城山公園へ向かう途中では、フラサバソウ、ハナヌカススキ、カモガヤ、ヒナギキョウ、ツタバウンランなどが見られました。栽培品が逸出したと思われるシダの仲間のマツバランもまだ残っていました。城山公園はコジイやアラカシやコナラなどかつての泉北丘陵の植生が残っているようで、カンサイタンポポ、カニツリグサ、ヘビイチゴ、オヘビイチゴ、キランソウ、ヤブタビラコ、ジシバリなどがありました。午後はヤワゲフウロ、アイセイタカハハコグサ、コウゾリナ、コモチマンネングサ、オオニワゼキショウなどを見ながら鴨谷池の横を通って駅へ。鴨谷池は木々が水際まで茂り落ち着いた雰囲気の池です。再び甲斐田川に出て、最近増えているシラホシムグラとヤエムグラの違いを観察しました。川の中にはオランダガラシ(クレソン)が、また住民の方が草木を植えておられる中、ヒルザキツキミソウやメキシコマンネングサなどが負けずに茂っていました。出発時雨が心配されましたが、途中少しぱらついただけで無事に終了できました。 ご案内いただきました中山様、ありがとうございました。
◎ 当日配布された、下見時に見られた植物リストをこちらに載せています。
◎ 当日観察したシラホシムグラの記事をこちら(外部の記事)に載せています。