2024/06/07

令和4年1月の会員発表会

 

令和4年1月15日(土) 会員発表会

 堺市立南図書館の集会室において、以下の発表者及び演題で、会員の発表会が行われました。

・ 左木山祝一:屋久島で見た植物

・ 酒井和子:堺・鉢ヶ峯の自然 2021―RL種・アラート種

・ 木村進・長尾祐司:2021観察会より:枚方市穂谷

・ 芦田喜治:コケ2020&2021

・ 今井周治:クマノザクラなど南紀で見た植物



会誌61号

 

会誌発行

 2021年12月25日に会誌「堺植物」第61号を発行しました。主な記事は下記のとおりです。

大場 幾太 :「堺植物」第61号の発刊にあたって

特集:役員を退任される豊原様・平野様・池田様・中山様への感謝の言葉

追悼文:小林啓治様・高田義巳様

平野 弘二 :我が家の庭は植物たちの小宇宙(3)

大場 幾太 :牧野富太郎選集を読んで(4)

広田 博厚 :レブンアツモリソウ

今井 周治 :新檜尾公園のナラ枯れの状況(その3)

左木山祝一:北海道・苫小牧市と千歳市で観察した蘚苔類

芦田 喜治 :広島市街・宮島・尾道 広島県 で見たコケ

芦田 喜治 :今日子とコケと

木 村 進 :堺の植物と環境の変遷-南部丘陵を中心に―(その1)

今井 周治 :泉北ニュータウンでクマツヅラを確認

木 村 進 :堺市でアマナ・タチナハカノコソウを確認、アゼオトギリを再確認




茨木市下音羽渓谷観察会の記録

 

令和3年11月14日(日) 茨木市下音羽渓谷観察会

 11月の少し寒さを感じる中、紅葉を楽しむにはいい観察会になりました。

阪急バスが車作バス停についたのは10時40分でした。そこで、はじめに大場会長より挨拶がありました。そして、出原さんから今日の観察会のコースと見どころについて話をしていただきました。1つ目はエドヒガンを見つけること、2つ目は野生のキクのヨメナとシロヨメナとノコンギクとイナカギクなどの標本を使って見分ける方法を教えていただきました。それらの花が今咲いているからです。手触りが見分けるポイントになるとのことでした。

出発し、収穫のすっかり終わった田んぼの横を通るとヤクシソウ、タマガヤツリ、アキノタムラソウ、ママコノシリヌグイなどを見つけることができました。そして、目あてのキクを見つけ詳しく観察しました。はじめはヨメナのようでした。さらに進み林の中に入っていくと、同じような花ですが葉や茎の手触りや冠毛の観察からノコンギクであることがわかりました。林を作っている樹木にはコジイやクヌギやクサギ、ニガキ、シラキ、コバノガマズミ、ケケンポナシ、アワブキ、ホソバタブ、エドヒガン、イヌコウジュなどがありました。出原さんの話ではこのような地域は中間温帯と考えられるそうで、カシの仲間にとって冬の寒さが厳しく育ちにくく、ブナの仲間にとっては夏の暑さが厳しく育ちにくいため、前に出てきたような植物が森を作るのだろうということです。その仲間にエドヒガンがあるのだと考えられ、日本中のいろんなところにエドヒガンはあるのだそうですが、中間温帯のようなところにぽつぽつと育つと考えられるとのことでした。橋のたもとで見つけたリンボクはずいぶん大きなもので、葉は鋸歯も目立たなくなっていました。この木はヒイラギガシとも言われ、幼木はヒイラギのようなとげのある葉だそうです。林の中には沢山の種類のシダがあり、岩についたマメヅタの観察をしたり、一つ一つ写真を撮ったりする方もいらっしゃいましたが、私は浅学なため詳しく記録することはできませんでした。

12時20分頃に昼食の場所にと考えて所についたのですが、下見の時と違って沢山の車がとまっていたため、急遽少し先の河原で食事をすることにしました。おかげできれいな川の横で固まって食べることができました。午後は林の道を進み、ナギナタコウジュ、ゴマギ、ヤブサンザシ、シュウブンソウ、アカガシなどを見ることができました。林をぬけると棚田が広がるところへ出ました。そこではセリ、ミゾソバ、カラスウリ、サクラタデ、ミゾカクシなどがありました。そしてキクの仲間イナカギクを見つけることができました。

 そして、3時過ぎには忍頂寺のバス停につくことができました。そこで木村さんから挨拶があり、この観察会が今年度最後の観察会であること、1月15日(土)に会員発表会があることの連絡がありました。来年度もよろしくということで今回の観察会を終えました。

下は観察会で見たヤブサンザシの実です。


 

枚方市穂谷方面観察会の記録

 

令和3年10月31日(日) 枚方市穂谷方面観察会

  穂谷は日本の里100選に選ばれたところで、NACS-J(日本自然保護協会)の全国調査(モニ1000)の重点地域に指定されています。何日か良い天気が続いていたのが下り坂で、前日からの雨が心配でしたが、幸運にも家を出るころには止み、当日は温かい日差しにも恵まれました。京阪電車「枚方市」駅発のバスがJR「津田」駅を経由して穂谷終点に10時に到着、バス停近くの公民館でトイレを済ませて、往復コースで観察をスタートしました.。

  2週間前に下見を行い、今回の観察会で会員の方に見ていただきたいと思う植物が幾つかありました。リンドウ、ワレモコウ、スイラン、ウメバチソウ、センブリなど、数が減っていたり、今、平野(丘陵)部ではなかなか見られないものです。このうち、ウメバチソウ(写真左)は今回の下見では見られませんでしたが1年前の同時期に生えていることを確認していました。耕作地の間の道なのでたいした勾配もなく、全行程も4㎞程度ですから、いつもの超ゆっくりスピードでの観察ではしんどいことはありませんでした。

  スタートしてすぐに目を引いたのは、たわわに実った大きな柿の木です。開けた景観で、里山の風景そのものを感じました。竹林に挟まれた道を通るときは、暗さと涼しさを感じました。途中、イカタケというキノコを見ました。名前のとおり、10本あしのイカを彷彿させる面白いキノコです(写真中)。以下、観察できた植物のいくつかを紹介します。

  「白い花」 ノギクの仲間、コウヤボウキ、ウメバチソウ、センブリ、など、 「黄色い花」 ヤクシソウ、イヌガラシ、コナスビ、スイランなど、 「青色~紫色~赤色の花」 キツネノマゴ、ラッキョウ、リンドウ、ワレモコウ、イヌタデなど。花が咲いていたものの合計40種以上。  「赤い実」 カラスウリ、ウメモドキ、サネカズラ、ヤブコウジ、サルトリイバラなど。実のついていたものの合計25以上。 これらの数字にイネ科、カヤツリグサ科などの地味派は含めていません。

  12時になり、日当たりのよい場所で昼食休憩を取って、集金と記念撮影をしました。それから、さらに奥へと歩き、カヤネズミが生息しているオギ原(耕作をやめた田んぼ)まで行きました。ヒレタゴボウの花とガマの穂を見て引き返し、14時40分にバス停に戻りました。全体にうまく運んだ観察会でしたが、下見時に見られたサワギキョウがもうなかったのが残念です。左木山さんが、道々、コケの解説をしてくださったこと、センブリ(写真右)が下見で確認した場所になく、コースから外れたところのものを左木山さんだけが見られたことを付け加えておきます。


下の写真は観察会で見たアイダクグの小穂。アイダクグはヒメクグに似ていますが、花序がやや楕円形になり、小穂の鱗片に棘があります。


 

(記録) 甘樫丘(国立飛鳥歴史公園)観察会の案内文

 

甘樫丘(国立飛鳥歴史公園)観察会

1 日時  令和6年5月12日(日)

※ 当日の朝、NHKテレビ6:56ごろの天気予報で、「奈良」の午前および午後の降水確率がどちらかでも60%以上の場合、観察会を中止します。

2 集合場所・時刻    甘樫丘の豊浦休憩所(トイレ有り)  10時15分

3 電車バスの便

  往路 (近鉄電車)

  大阪阿部野橋 8:34発 →古市8:54着 9:01発→橿原神宮前 9:35着

  河内長野 8:34発→古市 8:52着 9:01発→橿原神宮前 9:35着

  (奈良交通バス)

  橿原神宮前駅 東口のりば(甘樫丘・石舞台方面) 9:51発
  甘樫丘(東向きバス停)9:59着 豊浦休憩所まで約300m戻る

(記録)石清水八幡~淀川背割堤観察会の案内文

 

1.日  時   2024年4月21日(日)

*当日朝7時のNHKの気象情報で、大阪府午前の降水確率が60%以上の時は中止。

2.集合場所   京阪本線「石清水八幡宮」駅 改札口(1ケ所です)を出たところ

3.集合時刻   午前10時