2024/12/07

会誌「堺植物」第62号

 

1月21日の会員発表会に参加された方には当日配布をいたします。ご欠席の方には、後日、郵送させていただきます。

内容

「堺植物」第62号の発刊にあたって〔大場幾太〕

牧野富太郎選集を読んで(5)〔大場幾太〕

堺の植物と環境の変遷-南部丘陵を中心に―(その2)〔木村進〕

泉北ニュータウンでのフウおよびモミジバフウの野生化の状況〔今井周治〕

ハマデラソウの育成状況に関して〔笹井宏悦〕

堺のコケチェックリスト,2022,その1:蘚類〔芦田喜治〕

堺のコケチェックリスト,2022,その2:苔類・ツノゴケ類〔芦田喜治〕

植物漫画をもう一つ〔大場幾太〕

新檜尾公園のナラ枯れの状況(その4)〔今井周治〕

堺市、特に泉北丘陵におけるタンポポ類の分布変化1975~2020〔木村進〕

泉北ニュータウン光明池地区の道路沿いに生育するスミレ類について〔今井周治〕

ヒダカソウ〔広田博厚〕

秋田駒ヶ岳とその周辺で観察した蘚苔類〔左木山祝一〕

泉州岸和田藩「薬園」について〔岡島一允〕

堺市南部丘陵―第二豊田川沿いのナラ枯れについて〔木村進〕



2022年11月6日(日)犬鳴山渓谷 植物観察会の記録

9時50分に犬鳴山バス停で木村副会長の挨拶の後、出原さんから今日の観察会のコースと見どころについて話をしていただきました。出原先生の話の中で、今回はエノキとコバノチョウセンエノキの観察、ナキリスゲとオオナキリスゲの比較、いくつかのハギ(特にキハギ)の観察などをポイントとしました。

犬鳴山バス停を出発し森の中に入っていくと、まずキハギの観察でした。キハギの葉先は尖り、全体が平面的に並んでいるようでした。杉や雑木の林では薄暗くヒメコウゾなどのいろいろな木々やササクサやチヂミザサなどの下草、シダ類などが繁っていました。さらに進んでいくと、オオナキリスゲを見つけることができました。ナキリスゲのすべての小穂は、上に雄花がつき下に雌花がつくが、オオナキリスゲの頂小穂には雌花がなく雄小穂のみとなる特徴で見分けることができました。そのあとすぐにコバノチョウセンエノキを見つけることができました。その後もエノキとコバノチョセンエノキを見ましたが、葉の形では見分けのつきにくいものもありました。

途中、藪の中に入って観察しました。そこでキジョラン、イワタバコを観察しました。キジョランはアサギマダラの餌となることを聞き、つるになって高木のてっぺんまで伸びていく様子を見ることができました。午後には道すがらアサギマダラの優雅に飛ぶ様子を見ることができました。

藪を出て坂を上っていくと、タイミンタチバナの木がありました。この木は黒潮に乗ってくるとのこと、このあたりから南、西に多くあるそうです。再び藪に入り、レモンの香りがするレモンエゴマや硬いとげのような葉をもったカヤを地面の近くで見つけるなどしました。山道に戻り少し進んだところで、鮮やかな瑠璃色の実をつけたルリミノキを観察し皆がカメラを向けていました。

七宝瀧寺では6日に火渡りの行事が行われていたため、行事の妨げにならないよう端の方でカギカズラの観察をしました。葉の付け根に1個,2個と繰り返し鉤が付き、その鉤を大木の枝に引っ掛けながら、大木の頂上まで登ってくのです。植物の戦略に恐れ入ります。昼食をとった駐車場で大きく育ったカギカズラを見つけ、その先に実がついているのを見つけました。

昼食後は車道を上り、階段を少し下ったところでフユザンショウ、カワミドリを見ました。再び車道に戻り、今度は下りながらバス停へ戻っていきました。その途中ギンリョウソウモドキを見ることができました。アキノギンリョウソウとも言いギンリョウソウよりも遅い時期に出てきます。ギンリョウソウの花は下を向いたままで成熟し、ギンリョウソウモドキの花は下から上へ向きを変えて成熟します。最後にキチジョウソウの群落を観察し、蕾や花や実を見ることができました。

帰りは予定を変えて早く下山したこと、早いバスの時間を調べずにいたことなど、帰りについて参加者の皆さんにご迷惑をおかけしました。この場をお借りし、お詫びいたします。

好天に恵まれたことと、出原先生がとても詳しく調査され、資料を準備してくださったことで様々な植物を十分に観察することができました。


下は、会員のブログから、当日観察した植物に関する情報です。(植物名をクリックしてください。)

 カギカズラ カワミドリ フユザンショウ 

 

2022年10月16日 「堺自然ふれあいの森」観察会の記録

 

参加者18名

晴天に恵まれ少し暑いほどの中、予定を変えてまず山側の里道から歩き始めました。この公園のシンボルでもあるシリブカガシや、ヤマモモ、カスミザクラの大木の間に、実をつけたウメモドキ、ナツハゼ、ネズミモチ、またイソノキの幼木、タカノツメ、カクレミノ等を観察していきます。水がしみ出した斜面にコモウセンゴケ、シダ植物のミズスギが見られました。尾根道に上がり、見晴らし広場では淡い藤色のコウヤボウキが花盛り。ゴンズイ、ガンピ、ナナミノキ、ヤブムラサキ、ネズミサシ、カクミノスノキ、ヒサカキ、クロバイ等の樹木を見たのち第二豊田川添いの道に下りると、こちらはヨシノアザミが一面に花をつけていました。タチカモメヅルの愉快な形の実や、ノダケの紫色の複散形花序が目を引きます。これらは草刈の時申し入れをして残してもらったとのことでした。奥まったところにあるウラゲウコギを観察し、ヤノネグサ、アキノウナギツカミ、アカネ等を見ていくと、美しい青緑色の実(虫こぶ)をたくさんつけてさながらクリスマスツリーのような、低木にからんだノブドウに出会いました。さらに奥に進むと、数年前の台風で大きな木が倒れてできたギャップに多くの草本やシダ植物が出現したという場所がありました。花後のオオヒキヨモギが数本あり、今度は花の咲いた時に来たいと思いました。川の中にはツルヨシ、ミゾソバ、出口に近づくあたりではアメリカセンダングサ、オオイヌタデ、ジュズダマ、オオブタクサ等が見られました。午後は職員の方に普段入れないスゲ沼を案内していただき、里山の湿地風景を再生するご苦労をうかがいました。ニホンアカガエル、シュレーゲルアオガエルが生息しているそうですが、ウシガエルやアメリカザリガニを根絶することが難しいそうです。稲刈りが終わった田でキカシグサ等を観察し、カヤネズミの巣の痕跡やススキの根元のナンバンギセルを見て終了しました。

下見の時からご協力いただいた熊谷様、当日お話を伺った酒井様、ありがとうございました。

(なお、当日お配りした下見の時の資料のうち、「ノブキ」は間違いでしたので削除して下さい。酒井様、ご指摘いただきましてありがとうございました。)

(藤村記)


下見(2022.9.25.実施)で確認した植物のリスト → 表示


下は、会員のブログから、当日観察した植物に関する情報です。

★ キカシグサ

刈り取られた田でかわいい花を咲かせる水田雑草です。気候の関係だと思いますが、今年は花がほとんど終わっていて、残っていた花も枯れる寸前の花でしたので、以前同じ場所で同時期に撮影した写真を紹介しておきます → こちら

★ ホソバイヌワラビ

観察会で無性芽を見ました。こちらに載せています。



2022年9月4日 金剛山久留野峠方面観察会の記録

 

集合 午前10時15分に南海バス 金剛山ロープウエイ前バス停

 台風11号と停滞前線の影響で不安定な天気が続く中、この日は天気に恵まれた。金剛山ロープウエイ前バス停に集合、木村副会長のあいさつ、担当者からのコースの説明のあと、10時15分出発。集合場所のトイレの周辺では、オニドコロの花と実、季節外れのヤマブキの花、ボタンヅルの花、ヌルデの実、ノブドウの虫こぶと虫の入っていない実の違いなどを観察し、ようやく歩き始めた。

 歩道脇に生えたフサザクラの新しい赤い葉と大きな木にぶら下がっている実、マタタビの黄色く熟した実と虫の入った実、ヤブムラサキ、ムラサキシキブの葉、植えられたヒマラヤスギなどをみて東屋の横を通過。数個の実をつけたヒメヤシャブシ、赤い実と来年の小さな花芽をつけたカナクギノキ、ツルニンジンのつぼみと実(後で下を向いて咲く花も見られた)、オオバアサガラの実生の大きな葉。アブラチャンの大きな丸い緑色の実などを観察しながらゆっくりと進む。

 撤去されることが決まったロープウエイへの登り口を右に見て、まっすぐに進み久留野林道の入り口に到着。林道に入ると、谷道で両側が植林で、暗いところと、開けた明るいところがあり、暗いところには、小さな白い花をつけたハナタデやウワバミソウが地面を覆うように生えている。明るいところには、小さな穂をつけたミカエリソウ、花が咲き始めたアキチョウジ、実をつけたフタリシズカ、ユキザサなどがみられた。

 久留野峠への最後の急な登りになる前の開けた所で、舗装された道に荷物を広げて昼食をとり、もと来た道を戻った。雨の後で、濡れた滑りやすい道を注意深く下って帰った。登りに見逃した種類や、気が付いていなかった点を見ながら下った。

 道を覆うようにツルになって伸びている葉が話題になっていたが、シソ科のオウギカズラで、春の花のあとに地をはう枝が伸びるそうである。ヤハズアジサイについて、両側の斜面の植林下に、先が切れ込んだ大きな葉をつけて一面を覆うように生えており、木村副会長の説明では、この種は、そはやき要素(襲速紀、九州中南部の「熊襲」・四国の「速吸瀬戸」・紀伊半島・東海地方の中央構造線に沿って分布の中心がある植物)と言われており、帰ってWikipediaで調べたところ、なじみのあるところでは、ユキワリイチゲ・チャルメルソウ・ギンバイソウ・モチツツジ・テイショウソウ・シライトソウなどが該当するそうである。

 午後2時解散。解散のあと、バス停の歩道の溝に、アカバナの花が咲いているのを見てバスに向かった。歩く距離は短く、ゆっくり観察できたかと思う。

(その他、見られた植物)
アマチャヅル、イヌガラシ、イヌショウマ、イヌトウバナ、ウシタキソウ、ウバユリ、オトコエシ、カラスウリ、カラムシ、ガンクビソウ、キツリフネ、キンミズヒキ、ギンレイカ、クサアジサイ、クマシデ、ゲンノショウコ、コメナモミ、サジガンクビソウ、シュウブンソウ、シラネセンキュウ、ツリフネソウ、ノブキ、ハダカホウズキ、ヒメコウゾ、フタバアオイ、ミズタマソウ、モミジガサ、ヤブマオ、ヨシノアザミ


2024年12月7日まで堺植物同好会HPの TOP ENTRY を飾った写真


 

「高安山~竜田川方面」観察会

 

1.日時 令和6年11月10日(日)
※ 当日の朝6時30分の気象情報で奈良県の午前の降水確率が50%以上の場合は、観察会は中止します。

2.集合 近鉄西信貴ケーブル「高安山」駅前 午前9時40分

3.観察の概要

 高安山付近の雑木林は二次林であり、クヌギ・コナラで形成されている。かつては、15年~20年の周期で伐採されていた。また、八尾市の生駒山地山麓では昔から花卉(かき)園芸が盛んで、栽培されていた植物の種が鳥などに運ばれて、大阪府では特異的に高安山付近でのみ生育している植物が観察される。例として、本来は九州で自生していて、年末~2月に花屋で出回るアオモジ、古くから九州で栽培されていた野菊のシマカンギクなどが挙げられる。

 高安山から竜田川までの後半は、降り坂が多く、雑木林・人家・畑周辺の植物が観察される。

主な植物

 クマノミズキ、ウマノミツバ、ヤマコウバシ、クヌギ、ウラジロノキ、タカノツメ、ウメモドキ、ソヨゴ、ニワトコ、シロダモ、シオデ、ゴンズイ、ミヤマナルコユリ、コバノガマズミ、テイショウソウ、ヤブタバコ、キツネノマゴ、コシアブラ、オオニシキソウ、ハキダメギク、カラスウリ、アメリカタカサブロウ、シマカンギク、センニンソウ、アワブキ、カタヒバ、アオモジ、コナラ  他




2024/10/27

「苔・こけ・コケ展 2024」のおしらせ

京都府立植物園の植物園会館で 「苔・こけ・コケ展 2024」が開催されます

日程:11月8日(金曜)から11月10日(日曜)9時から17時(最終日は16時まで)

コケの栽培品、生態写真、コケアート・工芸品、苔庭ジオラマの展示など、コケに関する盛りだくさんの内容になっていますが、関連行事として、コケ観察会や講演会なども行います。

 

苔・こけ・コケ展 関連観察会

日程:11月8日(金曜)から11月10日(日曜)10時30分から12時30分(受付10時から)

内容:植物園内のコケの観察

定員:当日先着20名 植物園会館前集合

参加費:資料代500円

 

 苔・こけ・コケ展 関連講演会

日程:11月10日(日曜)13時30分から15時(受付13時から)

内容:「京都を彩る苔庭の魅力」

講師:烏賀陽百合氏(庭園デザイナー)

定員:当日先着60名

会場:植物園会館2階研修室


学術講演会「植物と動物の共生関係-花と果実の多様性」のおしらせ

 

京都府立植物園100周年記念学術講演会2024サイエンスレクチャー11月
サイエンスレクチャー2024

日程:11月2日(土曜)13時30分から15時(受付13時から)

内容:「植物と動物の共生関係-花と果実の多様性」

講師:湯本貴和氏(京都大学名誉教授、きょうと生物多様性センター長)

定員:当日先着60名

会場:植物園会館2階研修室

2024年「鶴見緑地公園」観察会の案内文

 

1.日時 10月20日(日)午前10時00分
  (解散は3時頃を予定しています。)

  ※ 当日朝7時の大阪市午前の降水確率が50%以上の場合は中止します。

2.集合場所 大阪メトロ「鶴見緑地」駅(改札を出た前の広場)

3.観察の概要
 鶴見緑地は、1990年に開催された国際花と緑の博覧会(花の万博)の跡地を、大阪市が1972年に広域公園として開設しました。敷地は約122haと広大で、植栽された木も大きく育っています。園内には咲くやこの花館(温室)、自然体験観察園や日本庭園など、いろいろな施設が作られています。
 当日は午前中は園内を散策し、午後は咲くやこの花館を中心に観察する予定です。コケの観察も行いますので、ルーペをお持ちの方はご持参ください。
 費用は当日会費の他、咲くやこの花館入館料 500円が必要です。



2024/10/02

2024年10月2日まで堺植物同好会HPの TOP ENTRY を飾った写真

  

ガマズミ Viburnum dilatatum

 

泉佐野丘陵緑地観察会の案内文

 

1.日時: 2024年9月22日(日) 午前9時

 (当日朝7時頃のNHK気象情報で、大阪府午前の降水確率が60%以上の時は中止)

2.集合場所: JR阪和線日根野駅改札口

3.交 通(例): 天王寺(快速)8:15→三国ヶ丘8:25→鳳8:31→日根野8:48

 コミュニティバス(観光周遊バス:南海本線泉佐野駅前9:00発)
 日根野駅前9時16分発に乗車
 → 泉佐野丘陵緑地パークセンター9時25分着(無料)

 ※車で行かれる方は、直接パークセンター前にお集まりください。

 大阪府泉佐野丘陵緑地は総面積74.5haあり、そのうちの約20haが2014年に第19番目の府営公園として開設されました。環境に配慮した自然の植生が見られる公園です。
 ミミズバイ、ミソナオシ、コウヤボウキ他、観察します。山道を歩きますので、ストックがあれば安心です。



2024/06/23

南河内(千早口方面)観察会の記録

 

令和4年5月8日(日) 南河内(千早口方面)観察会

コース:南海高野線「千早口」駅

   → 美加の台5丁を経て延命寺

   → 南海高野線「三日市町」駅

当日配布された資料(植物リスト) →【こちら

当日観察した蘚苔類リスト → 【こちら


 晴天に恵まれ、比較的涼しい絶好の観察会日和。集合場所の「千早口駅」には次々と参加者が集まり、総勢22名となった。10時に大場会長のあいさつの後、担当の木村から地図と植物リストを配布し、コースの概略を説明した。何回か観察会を実施したコースだが、美加の台の造成が始まって、この地域の環境は大きく変貌した。でも、明るい農地や住宅地と暗い山道が交互にあり、多くの植物を見ることができた。

 駅近くには農地が多く、コオニタビラコ(春の七草のホトケノザ)やウマノアシガタ・キツネノボタンなど、黄色い花が目立つ。外来種でやっかいなハタケニラは、秋に咲くニラとは異なりニラ臭はない。竹林でソクズを見る。スイカズラ科からレンプクソウ科に移され葉はニワトコに似る。夏に白い花が咲き秋の赤い実は食用にもなる。帰路の川沿いに見られた。高架道路近くで3mにも達するトウコマツナギを見る。

 このあたりから、古くから残る山道に入る。ツルカノコソウ・ツボスミレ・シャガも白い花盛り。1週間前の下見では咲いてなかったシライトソウも20~30株は開花。チャルメラの形の実を多数つけたチャルメルソウやサンショウソウも多い。クジャクシダ・リョウメンシダ・ジュウモンジシダなど湿った場所を好む特徴的なシダが見られ、ゼンマイ・シシガシラ・イノデ・ヤブソテツなどが続く。マルバウツギやハナイカダ・コバノガマズミやムラサキケマン・ムロウテンナンショウも咲いている。

 その後、美加の台の住宅地を横切り、「延命寺口」のバス停付近から再び山道に入る。住宅地ではコウゾリナ・ノアザミの他、ブタナ・キキョウソウ・コバンソウなどの外来種が多いが、山道に入るとチャルメルソウやヤマネコノメソウ・ハシカグサや前述のシダ植物が多くなる。また、船のような形の実を多数つけた草が密生している。下見の時には白い花が残っている株もあってすぐに分かったのだが、実だけではなかなか難しい。皆さんに何かと尋ねたところ、数人の方はご存じで前回の槇尾山の観察会でもたくさん見られたサツマイナモリである。その後、明るい畑を経て延命寺へ12時半に到着し、昼食をとった。延命寺周辺には以前からササユリが多く見られたが、減ってはいるが開花可能な株もかなり見かける。フタリシズカも開花していた。植栽されたヤマユリもよく育っていた。

 午後1時半頃に延命寺を出て、三日市町駅へ向かう。途中、クサノオウ・ツルニチニチソウ・ヤブヘビイチゴ・カテンソウなどを観察し、昔は水車があって薬草を加工していた大同薬品近くで、キハダの樹皮の苦さを体験した。近くに見かけないフウロソウがあった。調べるとヒメフウロであった。貴重な在来種だが近年は園芸用でも販売され、それらが逸出して広がっているそうだ。小さなつぼみができ始めたマタタビの葉の先がわずかに白くなっていた。川沿いでオニグルミ(下垂する雄花序と上向きの雌花)を観察して、15時半頃に駅に着いた。晴天の下、様々な環境に生える植物を観察することができ、満足していただけたと思う。



槇尾山根来谷方面観察会の記録

 

令和4年4月17日(日) 槇尾山根来谷方面観察会

案内文(参考資料) → 【こちら

下見時に撮った植物の写真 → 【こちら

当日観察した蘚苔類リスト → 【こちら


 槙尾には西国33ヶ所巡りの施福寺があります。参拝はバス停から30分歩いて登るので巡礼さんには最大の難所となっています。槙尾山の標高600mぐらいですが、三国山を経て和歌山に通じ、 標高の割に山が深い感じを受けます。今回は、根来谷の途中までの往復とバス停付近を観察して歩きました。いつものように超ゆっくりで進んだので楽に歩けました。根来谷は杉植林の北斜面にあり、いつも暗い道ですので、あまりカラフルな花が目立つコースではありません。そのかわり、シダ植物が数多く観察できると期待していたのですが、あいにく、道に沿って下草が刈られていて観察できる数は少なくなりました。その分、今回は、コケに詳しい左木山さん(今観察会担当者)にたっぷりとコケの魅力を語っていただくことができました。全部を覚えるのも記録するのもできなくてすみません。

 今回、17人もの参加があり、近年になく盛況でした。槙尾のバス停までのバスの乗車定員が少なく、全員が予定時刻に揃うことができるか大変心配しましたが、10時ごろ、同時に全員揃うことができて本当に幸運でした。午前中は根来谷を登り、時間が来たところで昼食をとって引き返しました。

 谷道でぱっと目立った花はサツマイナモリ(白)とヤマブキ(黄)でした。サツマイナモリは群生というレベルで咲いていました。タニギキョウ(白)もありました、色は地味ですがミヤマカンスゲ、ヤマアイ、サンショウソウ、マムシグサの仲間もたくさん見られました。珍しいところではナベワリが咲いていました。木本ではアオキが花をつけていました。雌雄異株で、ルーペで雄しべだけの花と雌しべだけの花を確認しました。あまり見かけないイズセンリョウもたくさんありました。ハナイカダがありました。カゴノキもありましたが、幼木はカゴノキの代名詞の樹皮模様ではなく、芽吹きの様子や葉の形から同定しました。

 バス道は日当たりがよく、きれいな花がいろいろと見られました。オオバタネツケバナ(白)、カキドオシ(赤紫)、シャガ(白)、ジロボウエンゴサク(桃)、関西/西洋タンポポ(黄)、ヒメオドリコソウ(桃)、タチツボスミレ(薄紫)、ヒメスミレ(薄紫)、ムラサキケマン(赤紫)、キュウリグサ(青)、オニタビラコ(黄)、クサイチゴ(白)など観察機会の多いものが咲いていました。木本で花が目立っていたものは、ヤマツツジ、八重桜、カマツカ(白)、ヤマウグイスカグラ(桃)、ハナズオウ(桃)、ウワミズザクラ(白)などでした。その他をあげておきます。ブナ科ではアラカシ、シラカシ、ウラジロガシ、ツクバネガシ、コジイ、コナラ、マテバシイ。その他、イヌマキ、コウヤマキ、タラノキ、シロダモ、ネズミモチ、イチョウ、ヒサカキ、ニワトコ、シキミ、ソヨゴ、コバノガマズミ、カラスザンショウ、エノキなどです。植栽樹がたくさんありました。

 シダではイワガネソウ、ゼンマイ、キジノオシダ、オオキジノオ、シシガシラ、トウゲシバなど25種ぐらい。コケは30数種類。岩壁に生えるハマキゴケは乾燥時は茶色ですが、スプレーで水をかけるとわずか10秒で緑色に変わりました。アブラゴケは光にかざしてルーペで見ると、大きな細胞が見分けられました。

(記録)せんなん里海公園(淡輪~箱作)観察会の案内文

1.日  時   2024年6月9日(日)

 *朝7時のNHKの気象情報で、大阪府午前の降水確率が60%以上の時は中止します。

2.集合場所   南海本線「淡輪」駅 改札口(1ケ所です)を出たところ

3.集合時刻   午前10時

 午前中は「淡輪」駅から里海公園の海岸に出て海食崖で、ウバメガシ・ヤマモモ・ヒメユズリハ・ヒサカキ・ヒトツバなどや公園に植栽された植物を観察し、「潮騒ビバレー」近くの砂浜でハマヒルガオ・ハマボウフウ・コウボウムギ・コウボウシバなどの海浜植物を観察します。また、この日は大潮で、人工干潟ではハマサジやホソバハマアカザなどを見ることができます。さらに進んで、田山川河口付近の汽水性湿地でヒトモトススキやアイアシなどを観察します。その後、箱作の自然海岸で大きなハマウドやオカヒジキ・ツルナなどを見て、箱作駅に向かいます。



2024/06/08

2024年6月8日まで堺植物同好会HPの TOP ENTRY を飾った写真

オニシバリ Daphne pseudomezereum

 

図書紹介

左木山祝一さんが「ミクロの世界のコケ図鑑」を2024年6月19日に出版
詳しくは【こちら】で(外部にリンク)
 

入会案内

 堺植物同好会へのお誘い


* 身近な植物を求めて、いっしょに野山を歩いてみませんか?―年5~6回の植物観察会を開催

* 植物の世界に触れると感動と喜びが待っています。―会誌「堺植物」発行・会員発表会開催

* もっと植物について知りたい方、初心者の方も大歓迎!―昭和34年創立。今年で62年目。

主な活動内容

植物観察会

 毎年5回の観察会を開催

* みんなで楽しく植物を観察し、植物の名前や特徴を学べます。一般向けハイキングコース。

会員発表会

 毎年1回開催(1月)

* 会員同士で植物の観察内容や旅行で見た各地の植物の紹介、植物に関する研究報告などを行って交流します。

会誌・会報

 会誌年1回、会報年4回発行

* 会誌「堺植物」:2020年に第60号(記念誌)を発行。植物に関する研究報告・随想・紀行文など多方面にわたる内容を掲載。あなたも投稿ください。

* 会報:年4回発行。観察会の案内や報告を中心に、植物に関する話題を紹介。

調査・研究

 堺を中心に植物調査や保護活動

* 堺市を中心とした地域で、植物相の調査を行い、「堺市植物目録」や「堺植物紀行」を発行。

* 大阪府指定の天然記念物「美多弥神社シリブカガシ林」の保護増殖事業や、堺市の地名がついた「ハマデラソウ」を守る活動などを行っています。


入会方法

* 会費は年2000円(2022年現在)。入会金は不要です。

* 植物が好きな方ならどなたでも入会できます(堺市以外の方も歓迎します)。

* 申込・問い合わせ先

 〒590-0134  堺市南区御池台2-6-14-210

  木村進(当会副会長、TEL072-293-7662)

 電子メール:tanpopok★jcom.zaq.ne.jp

  (★を@に置き換えてください)

* 会費納入は下記の郵便振替口座まで。

 口座番号: 00930-8-11328

 加入者名: 堺植物同好会




堺植物同好会会則

堺植物同好会会則

                        平成18年4月(一部改正)

                        平成27年4月(一部改正)

第1条(名 称)

  本会は堺植物同好会といいます。

  事務局  〒590-0134 堺市南区御池台2-6-14-210  木村 進

    TEL 072-293-7662

第2条(目 的)

  植物に趣味を持つ同好の人たちのつどいとして互いに親睦を深め、一層の趣味と教養を高めるようにします。また児童生徒ならびに一般市民への啓発をはかり、日常生活により文化的・科学的なうるおいを持たせるようにします。

第3条(事 業)

(1) 観 察 会  春夏秋冬を通じて年6回、定期行事として行います。他に会員の希望により適時、観察会を行います。会員はもとより会員外にも広くよびかけ、自然に親しむ機会をつくります。また小中学校の児童生徒の植物観察会も合わせて行います。

(2) 調査研究  市内の野生植物の分布を調べたり、観察地の選定などをし、市内各校の野外観察、採集指導に対し解説をつけたりします。また、貴重な植物の調査保護などの研究をします。

(3) 研 修 会  会員の希望や必要に応じ、見学会、講演会、実習等を行います。

(4) 会誌発行  年1回会誌を発行して会員の日頃の研究や随筆をのせて知識の交流を行い、会員相互の啓発と親睦をはかります。

(5) 他団体との交流  互いに観察会に参加したり、会誌の交換等を行います。

第4条(会 員)

  本会の会員は先生方と一般市民有志申込み者を主とします。

  但し、観察会は児童生徒などの参加をみとめます。

第5条(役 員)

  顧問  若干名   本会に特に御支援いただく方を役員会にはかり役員全員よりお願いします。

  会 長  1名      会 計  2名      運営委員  若干名

  副会長  2名      書 記  2名

第6条(会 費)

  本会の会費は年間2,000円とし、主として会誌発行、連絡費にあてます。また、当日会費として、観察会参加者より300円を徴収します。


2024/06/07

第48回会員発表会 及び発表者申し込み受付のご案内

  恒例の会員発表会の発表者の申し込みを受け付けいたします。昨年度も5件のご発表をしていただき、24名の多数の参加をいただき、盛会でした。今年も多数の会員の皆様のご発表と、積極的なご参加をお待ちしています。
1.日 時 2025(令和7)年1月12日(日)※ 午後1時30分~4時30分
  ※会場の都合により19日(日)に変更することがあります。
2.場 所 堺市立南図書館(泉北高速鉄道「泉ケ丘」駅下車) 3階 集会室2
3. 発表申込 令和6年11月末日までに、下記あてにテーマをご連絡ください。
 A:木村 進あてに、できるだけメールでお知らせ下さい。
   tanpopok(アットマーク)jcom.zaq.ne.jp
 B:電話の場合は、夜間にTEL.072-293-7662(木村)にお願いします。
4.発表時間 一人30分以内(厳守):申込件数によって短くなることもあります。


会誌原稿募集

 会誌「堺植物」第64号の原稿を募集します。充実した会誌にするために、多くの会員の方々のご寄稿をお願いしたいと思います。植物に関する研究報告・随想・紀行文など、多面にわたる内容を掲載したいと思いますので、ふるってご応募下さい。

1.原稿締切:2024(令和6年)10月15日まで延期します。

2.原稿枚数:1ページ42字×35行で2~4枚程度、枚数が多くなる場合はご相談下さい。

3.原稿提出について・・・原則としてパソコンなどで作成して、以下のいずれかの方法でご提出してください。手書き原稿を郵送していただくことも可能です。

1)データを下のアドレスまで添付ファイルで送付
  tanpopok(アットマーク)jcom.zaq.ne.jp

2) データを保存したCDなどに,プリントアウトした原稿を添えて下記へ郵送。
 〒590-0134□堺市南区御池台2-6,14-210 木村進(Tel.072-293-7662)

令和4年1月の会員発表会

 

令和4年1月15日(土) 会員発表会

 堺市立南図書館の集会室において、以下の発表者及び演題で、会員の発表会が行われました。

・ 左木山祝一:屋久島で見た植物

・ 酒井和子:堺・鉢ヶ峯の自然 2021―RL種・アラート種

・ 木村進・長尾祐司:2021観察会より:枚方市穂谷

・ 芦田喜治:コケ2020&2021

・ 今井周治:クマノザクラなど南紀で見た植物



会誌61号

 

会誌発行

 2021年12月25日に会誌「堺植物」第61号を発行しました。主な記事は下記のとおりです。

大場 幾太 :「堺植物」第61号の発刊にあたって

特集:役員を退任される豊原様・平野様・池田様・中山様への感謝の言葉

追悼文:小林啓治様・高田義巳様

平野 弘二 :我が家の庭は植物たちの小宇宙(3)

大場 幾太 :牧野富太郎選集を読んで(4)

広田 博厚 :レブンアツモリソウ

今井 周治 :新檜尾公園のナラ枯れの状況(その3)

左木山祝一:北海道・苫小牧市と千歳市で観察した蘚苔類

芦田 喜治 :広島市街・宮島・尾道 広島県 で見たコケ

芦田 喜治 :今日子とコケと

木 村 進 :堺の植物と環境の変遷-南部丘陵を中心に―(その1)

今井 周治 :泉北ニュータウンでクマツヅラを確認

木 村 進 :堺市でアマナ・タチナハカノコソウを確認、アゼオトギリを再確認




茨木市下音羽渓谷観察会の記録

 

令和3年11月14日(日) 茨木市下音羽渓谷観察会

 11月の少し寒さを感じる中、紅葉を楽しむにはいい観察会になりました。

阪急バスが車作バス停についたのは10時40分でした。そこで、はじめに大場会長より挨拶がありました。そして、出原さんから今日の観察会のコースと見どころについて話をしていただきました。1つ目はエドヒガンを見つけること、2つ目は野生のキクのヨメナとシロヨメナとノコンギクとイナカギクなどの標本を使って見分ける方法を教えていただきました。それらの花が今咲いているからです。手触りが見分けるポイントになるとのことでした。

出発し、収穫のすっかり終わった田んぼの横を通るとヤクシソウ、タマガヤツリ、アキノタムラソウ、ママコノシリヌグイなどを見つけることができました。そして、目あてのキクを見つけ詳しく観察しました。はじめはヨメナのようでした。さらに進み林の中に入っていくと、同じような花ですが葉や茎の手触りや冠毛の観察からノコンギクであることがわかりました。林を作っている樹木にはコジイやクヌギやクサギ、ニガキ、シラキ、コバノガマズミ、ケケンポナシ、アワブキ、ホソバタブ、エドヒガン、イヌコウジュなどがありました。出原さんの話ではこのような地域は中間温帯と考えられるそうで、カシの仲間にとって冬の寒さが厳しく育ちにくく、ブナの仲間にとっては夏の暑さが厳しく育ちにくいため、前に出てきたような植物が森を作るのだろうということです。その仲間にエドヒガンがあるのだと考えられ、日本中のいろんなところにエドヒガンはあるのだそうですが、中間温帯のようなところにぽつぽつと育つと考えられるとのことでした。橋のたもとで見つけたリンボクはずいぶん大きなもので、葉は鋸歯も目立たなくなっていました。この木はヒイラギガシとも言われ、幼木はヒイラギのようなとげのある葉だそうです。林の中には沢山の種類のシダがあり、岩についたマメヅタの観察をしたり、一つ一つ写真を撮ったりする方もいらっしゃいましたが、私は浅学なため詳しく記録することはできませんでした。

12時20分頃に昼食の場所にと考えて所についたのですが、下見の時と違って沢山の車がとまっていたため、急遽少し先の河原で食事をすることにしました。おかげできれいな川の横で固まって食べることができました。午後は林の道を進み、ナギナタコウジュ、ゴマギ、ヤブサンザシ、シュウブンソウ、アカガシなどを見ることができました。林をぬけると棚田が広がるところへ出ました。そこではセリ、ミゾソバ、カラスウリ、サクラタデ、ミゾカクシなどがありました。そしてキクの仲間イナカギクを見つけることができました。

 そして、3時過ぎには忍頂寺のバス停につくことができました。そこで木村さんから挨拶があり、この観察会が今年度最後の観察会であること、1月15日(土)に会員発表会があることの連絡がありました。来年度もよろしくということで今回の観察会を終えました。

下は観察会で見たヤブサンザシの実です。


 

枚方市穂谷方面観察会の記録

 

令和3年10月31日(日) 枚方市穂谷方面観察会

  穂谷は日本の里100選に選ばれたところで、NACS-J(日本自然保護協会)の全国調査(モニ1000)の重点地域に指定されています。何日か良い天気が続いていたのが下り坂で、前日からの雨が心配でしたが、幸運にも家を出るころには止み、当日は温かい日差しにも恵まれました。京阪電車「枚方市」駅発のバスがJR「津田」駅を経由して穂谷終点に10時に到着、バス停近くの公民館でトイレを済ませて、往復コースで観察をスタートしました.。

  2週間前に下見を行い、今回の観察会で会員の方に見ていただきたいと思う植物が幾つかありました。リンドウ、ワレモコウ、スイラン、ウメバチソウ、センブリなど、数が減っていたり、今、平野(丘陵)部ではなかなか見られないものです。このうち、ウメバチソウ(写真左)は今回の下見では見られませんでしたが1年前の同時期に生えていることを確認していました。耕作地の間の道なのでたいした勾配もなく、全行程も4㎞程度ですから、いつもの超ゆっくりスピードでの観察ではしんどいことはありませんでした。

  スタートしてすぐに目を引いたのは、たわわに実った大きな柿の木です。開けた景観で、里山の風景そのものを感じました。竹林に挟まれた道を通るときは、暗さと涼しさを感じました。途中、イカタケというキノコを見ました。名前のとおり、10本あしのイカを彷彿させる面白いキノコです(写真中)。以下、観察できた植物のいくつかを紹介します。

  「白い花」 ノギクの仲間、コウヤボウキ、ウメバチソウ、センブリ、など、 「黄色い花」 ヤクシソウ、イヌガラシ、コナスビ、スイランなど、 「青色~紫色~赤色の花」 キツネノマゴ、ラッキョウ、リンドウ、ワレモコウ、イヌタデなど。花が咲いていたものの合計40種以上。  「赤い実」 カラスウリ、ウメモドキ、サネカズラ、ヤブコウジ、サルトリイバラなど。実のついていたものの合計25以上。 これらの数字にイネ科、カヤツリグサ科などの地味派は含めていません。

  12時になり、日当たりのよい場所で昼食休憩を取って、集金と記念撮影をしました。それから、さらに奥へと歩き、カヤネズミが生息しているオギ原(耕作をやめた田んぼ)まで行きました。ヒレタゴボウの花とガマの穂を見て引き返し、14時40分にバス停に戻りました。全体にうまく運んだ観察会でしたが、下見時に見られたサワギキョウがもうなかったのが残念です。左木山さんが、道々、コケの解説をしてくださったこと、センブリ(写真右)が下見で確認した場所になく、コースから外れたところのものを左木山さんだけが見られたことを付け加えておきます。


下の写真は観察会で見たアイダクグの小穂。アイダクグはヒメクグに似ていますが、花序がやや楕円形になり、小穂の鱗片に棘があります。


 

(記録) 甘樫丘(国立飛鳥歴史公園)観察会の案内文

 

甘樫丘(国立飛鳥歴史公園)観察会

1 日時  令和6年5月12日(日)

※ 当日の朝、NHKテレビ6:56ごろの天気予報で、「奈良」の午前および午後の降水確率がどちらかでも60%以上の場合、観察会を中止します。

2 集合場所・時刻    甘樫丘の豊浦休憩所(トイレ有り)  10時15分

3 電車バスの便

  往路 (近鉄電車)

  大阪阿部野橋 8:34発 →古市8:54着 9:01発→橿原神宮前 9:35着

  河内長野 8:34発→古市 8:52着 9:01発→橿原神宮前 9:35着

  (奈良交通バス)

  橿原神宮前駅 東口のりば(甘樫丘・石舞台方面) 9:51発
  甘樫丘(東向きバス停)9:59着 豊浦休憩所まで約300m戻る

(記録)石清水八幡~淀川背割堤観察会の案内文

 

1.日  時   2024年4月21日(日)

*当日朝7時のNHKの気象情報で、大阪府午前の降水確率が60%以上の時は中止。

2.集合場所   京阪本線「石清水八幡宮」駅 改札口(1ケ所です)を出たところ

3.集合時刻   午前10時